Kokudou Quest
国道をただひたすら意味もなく端から端まで走りぬく。ただそれだけのことです。
No.24:'97.08.19 |
105km(青森県東津軽郡三厩村〜青森県弘前市) |
青森市(…)青森市(R280)
三厩村(R339)弘前市(R7→R102)
黒石(東北道)青森(…)青森港
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08:00-11:30 |
今日は、おそらく日本の国道のうちで最大の名所だと思われる三厩村の階段国道へ。
完走国道について
(左が起点、右が終点。矢印の向きは今回の走行の向き。←→は双方向完走。)
R280の青森県内
(青森県青森市→青森県東津軽郡三厩村<海上区間>北海道松前郡福島町〜北海道函館市)
船を使わなければ完走が成立しない国道のうちの一つ。
しかも、この航路は季節便らしい。
とりあえず、青森県内だけを塗りつぶしておくことにした。
道としては、信号もなく、車が少なかったので、すいすい流れました。
蟹田町あたりの県道との分岐を超えると、車はぜんぜんなく、左は山(電車)、右は海の中、快適なドライブ。
(普通青森から竜飛岬を目指すときはこの県道を行くようです)
R339(青森県弘前市←青森県東津軽郡三厩村)
こちらは、いちおう完走可能な国道。ただし、車が通れない部分あり!(階段国道)
三厩村において、国道番号が280から339へ変わる(右図)としばらくは漁村を抜けていく細い道。
すると、道は行き止まりになる。
左手に目をやると、案内板があり、
ここが階段国道であるということがわかるようになっている。
階段国道の横の店屋の前にひとこと挨拶して車を停めさせてもらいました。
民家の軒先が国道で、洗濯物を干していた人々も。それを抜けると結構きつい階段。頂上?に着くと結構車がいました。
(上から来るのが普通みたいですね)
階段国道のおにぎり(国道標識)は、全部で4本だったと思います。
(
歩道入り口、
階段一番下、
階段真ん中、
階段頂上
)
再び階段を下り、さっきの店の方に「ありがとう」の挨拶。
そのついでに、地元はきっと知っているだろうということで、
何で少し手前に向こう側に抜ける道があるのに、この階段が国道指定されたのかということを聞いてみました。
どうやら、R339が制定された当時は現在の車道(案内板では緑色)は戦前、
軍隊さんの作った道のままほったらかされていたらしく、まともな道でなく、
たまたまよく利用されていた階段のほうが国道に指定されたようです。
その後、その車道が整備されていい道(そうでもないけど)になり、普通に考えれば、
そっちをR339に移行すればよかったんだけれども、青函トンネル、石川さゆりの歌、風車などとのからみで、
ついでに全国唯一の階段国道を残してしまおうという観光協会?の意向でそのまま階段が国道として残されたようです。
また、後に他の方から聞いた情報では、そもそも階段国道は
「昭和49年、関係者が現地を確認せず、図面上で国道に指定してしまった」のだそうで、
指定した方は階段だとは知らなかったようです。(とんでもない話だ!)
三厩村の方に「おはようございます」と声をかけていただくなど、、みないい方達ばかりでした。都会では考えられないことです。
その後、車を車道を使って向こう側まで移動させ、青函トンネル記念館などを見たあと、R339に復帰。
五所川原までは一部工事してたり、狭いところもあったりしましたが、まあまあ楽しかったです。
五所川原以降は普通のちょっと狭い感じの道でした。
階段国道もこのシリーズの大きな収穫の一つです。
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